オープンソースDAW『Ardour』でマルチトラックレコーディングするときの小技
はじめに
以前、壊れたノートPCにUbuntu Studioという無料OSを入れたという記事を書きました。
今回は、このUbuntu Studioに標準インストールされている『Ardour』というDAWを使ってマルチトラックレコーディングをするときの小技について書きたいと思います。
一言でいえば、グルーピングしたトラックを2組用意すると便利だよという話です。ドラムなどマルチトラックでレコーディングする際に、重なり部分を残しつつセクションを区切って録る際に便利だと思います。
トラックグルーピング手順
オーディオトラックを追加する際にグループを設定します。赤枠で囲ったグループの欄を押せば、グループの新規作成という項目が出てくると思うので、グループを追加して選択してください。
するとグルーピングされたオーディオトラックが追加されるので、これを2組作っておいてください。
グループ名をクリックすればそのグループが選択されます。グループを選択した状態でRecボタンを押せばそのグループの全トラックが録音待機状態になります。
レコーディングする際は これら二つのグループをうまいこと交互に使えば、重なりも残しつつレコーディングできます。
グルーピングすることで複数トラックのRecボタンをカチカチカチカチ連打する煩わしさから解放されます。是非活用してみてください。
おまけ:メトロノームの設定
ついでに、メトロノームの設定についても書いておきます。デフォルトでは1拍あたり1回鳴る設定(4分音符)になっていると思いますが、メトロノームを8分音符にしたり16分音符にしたりできます。
まず、画面赤枠の「拍子」ボタンをクリックします。
次に、ノートの値を変更します。
これでメトロノームの種類が変わります。ドラムのレコーディングで4分のクリックだとなんか打点が流れちゃうな~~なんてときはメトロノームを16分にしてみたらカッチリ叩ける、なんてこともあると思います。試してみてください。
おわりに
Ardourの使い方の小技を書いてみました。今回はグルーピングしたトラックを2つ使ってマルチトラックの重ね録りを実現やり方を紹介しましたが、もしかしたらもっと楽なやり方があるかもしれません。いい方法知ってる方がいましたら是非教えてください。
以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。